有名人とは辛いものである。
先日、オーストラリアのギラード首相が「オーストラリアの日」の式典に参加した際に、デモ隊に囲まれてしまい、危険が迫ったのでボディガードに抱えられ、その場から逃げる瞬間が画像に映し出された。いつも毅然としている彼女の姿からは程遠い、なんともあわれな姿である。
よく見ると片方の靴がない。よほどあわててその場を脱出しなければならなかったのだろう。
靴はその場にいたデモ隊の一人が拾った。写真が彼女のパンプス。
片方だけの靴だが、なんとネットオークションのEbayに出品されたらしく、2000豪ドルの価格(16万円)の値がついたとか・・・・ 結局はEbayが首相の靴と気づき入札を中止、靴は首相の元に届けられた。
首相が履いていたMidasという靴の会社は首相のことを「シンデレラ・ギラード」と呼び、自社の靴を購入していたことに痛く感激したようで、彼女の履いていた靴をギラード・シューズとまで名づけ、更なる販売キャンペーンに熱を入れている。
この靴、148ドル(1万2千円)くらいのお手頃なお値段。首相にも拘わらず、結構庶民的なのね。ギラード首相がとても身近に思え、私は密かなファンになってしまった。