2012年7月30日月曜日

おかあさんといっしょ


このところあちこちの牧草地は子羊ラッシュである。地元の人はラムシーズンという。
羊が一斉に同じ時期に子どもを産むのか、計画出産させているのか、とにかく羊の群れの中には可愛い子どもがたくさんいる。この光景を見るとこれからはラム肉とか食べられなくなりそう。



お母んに必死にすがり着いてあちこち移動する子羊。
たまに群れの中で迷子になると、「メーメー(お母さんどこ?」と子は泣き叫び、そうすると母は「バーバー(ここよ)」と返事をして、二匹は所在を確かめ合う。


少し柵に近づいてカメラを近づけると、子どもとのんびり座っていた母がさっと立ち上がり、こちらを凝視する。「これ以上近づくないでよね」オーラをムンムンさせて、逃げようとする。子どもはボーッとしていて、母親が「ほら、人間が来たよ、早く逃げなくちゃ」と言っているようで、何のことやらわけもわからず、のそのそと立ち上がる。
そして「天敵の到来よ~」と言わんばかりに「バーバー」と群れに向かって鳴き叫び、仲間に移動するように伝える。母の子を守るパワーはすごい。

おかあさんといっしょ、どこの世界も一緒ね。

2012年7月20日金曜日

何に見える?


Mon mari が大好きなサラダあげせんべい。
最後の一枚を食べようと思って袋から開けてみたら、おもわず目が固まったとか・・・

Mon mari: これ、何に見える?
私: えー、何となく意味深な形・・・ 人間の下半身かなぁ。
Mon mari: お尻に見えない?
私: お尻・・・いや、前の部分に見えるけど・・・
Mon mari: とにかく珍しい形でもったいないから食べられなかった。記念に写真とっておいてね。

くだらないとおもいつつも、しっかりカメラに収めた。それをブログに載せる私も相当ヒマ人ですね。

2012年7月5日木曜日

フォークとナイフ


その昔、ン十年前、英語学校に通っていた頃、先生が西洋文化や習慣について教えてくれる時間があった。その中で「フォークとナイフの使い方」の一コマがあった。使い方というと大げさで、そんなの私たち日本人も知っているよ、と思ったが先生が言わんとしたことは、アメリカ式とヨーロッパ式の違い。
先生はフォークとナイフを持ってきて、黒板の前にそれらを手にして見せてくれた。
「アメリカ式はね、最初にフォークとナイフをもって、ナイフで全部切っちゃうの、そしてその後、左手に持っていたフォークを右に持ち替えて、右手で食べるのよ、でもヨーロッパでは持ち替えずにナイフとフォークを両方の手で持ったまま、左手のフォークで食べるの」と。

実際に欧州人は確かに持ち替えずに両方の手を使って最後まで食べる。昔は米国式の方が簡単だから、私も持ち替えて食べていたが、欧州に住んで、欧州の夫を持つことで自然と両手を使うようになった。

しかし最近、この両手を使うフォークナイフがとみに面倒になっている。西洋人は子どもの頃から使っているので、小さな豆や細かく刻んだものでもナイフで丁寧に寄せてフォークに上手にのせて食べる。不器用な私はこれが結構苦手なのである。結局、拾いきれない小さな食べ物を残すことがある。面倒になると切る必要のないものは右手にフォークを持ちかえて米国式になってしまう。つまらないことだが、私には結構、厄介な問題になりつつある。

というか、いっそう、全部箸で食べたいと思うのことが多くなった。やっぱり年取ったのかな・・・