日本でオージー産というと、牛肉を思い出す。
しかしそれ以外にもオージーで産まれて世界的に有名なものがいくつかある。
その一つが物干し。
四角形になって、各コーナーに5-6連の紐がついている。くるくる回るので、1箇所に立っていながら全てのコーナーに洗濯物を干すことができる。風によって自然に回転するので、すべてのコーナーに陽があたる。傘のように閉じることもできるし、高さの調節もできる。
これを「Hills Hoist (ヒルズ・ホイスト)」と呼ぶ。
オーストラリア人のヒルズという人が発明したもので、翻訳するとヒルズさんのつるし上げ式物干しともいうのかな?
英国などでも結構人気があって使われている。ただし、庭などある程度のスペースがある所での設置になるので、日本ではあまりポピュラーではない。
このクリスマスには、このヒルズ・ホイストをクリスマス・プレゼントにもらった・・・(あまりロマンチックな代物でないが)。かなり重宝している。
もうひとつ、世界的の有名なオージー産代物。
世界を旅する人がよく知っている旅行ガイド、Lonely Planet(ロンリー・プラネット)。
本社はオーストラリアのメルボルンにある。
会社はもともと、英国人の夫とオージーの妻が貧乏旅行を始めたのがきっかけで立ち上がったとか。しかし、数年前にBBCが買収し、実質的なオーナーになってしまったが、長らく英豪夫婦の会社だったので、今でも情報発信の本拠はメルボルンになっている。
地球の歩き方とロンリープラネット、どう違うのか?
ある人によると情報量がかなり違う。前者は下請けに任せるが、後者はそれぞれのエキスパートを採用し細部にわたって網羅するので情報がより豊富。前者はどうしても日本人からの情報なので、行き着くところで日本人に会うことが多いが、後者を利用して旅するとは欧米人に会う機会が多いらしい。
ということで、ヒルズ・ホイストとロンリープラネット、牛肉と同様、知る人ぞ知るオージー産でありました。