2013年1月17日木曜日

ブリゲードよ、いざ出動!


このところ、暑い日が続いている。年始に41度まで気温があがり、その翌日は18度と一気に冷えだして、体温調節が大変である。今日もメルボルンの気温は40度近くにのぼった。

オーストラリアでは、この夏、気温の高さとともに、山火事が多く発生している。今住んでいるビクトリア州でもあちこちに大小の火事が発生し、住民は皆、恐怖におののいて生活をしている。

実はMon mari はボランティアとして地域の消防団の隊員に晴れてなった。数か月にわたるトレーニングと、試験の結果、隊員としてめでたく合格し、ブリゲードのユニフォーム、ヘルメット、靴、そしてポケットベルが渡された。ユニフォームはオレンジ色で、ズボンは胸の下まで来て、サスペンダーでつるすスタイル。まるでケンタッキーのカーネルサンダースおじさんのようだ。火から体を守るには長いズボンが必要になるとか。この上にさらにオレンジのジャケットを着る。お世辞にもかっこいいユニフォームとは言えないが、これをもらった時のMon mari は子どものように喜んでいた。

今日も暑かったが、夕方には水と泡を調合してホースから給水するトレーニングがあって参加。疲れて家に帰ってきたら着替えずにすぐビールを手にしたく冷蔵庫に直行した。

このところ、毎日何度もポケットベルが鳴っている。「Today is total fire ban (火の使用全面禁止)」というのが何度も表示されたり、時々、「あなたは今、消火活動に一緒に来れますか?」というメッセージも来たりする。訓練では消防自動車に乗ったそうだが、Mon mari が実際に消火活動するのはちょっと想像できない。

消防団というと完全に男性の世界だが、オーストラリアでは女性の消防隊員も増えているとか。男性一色の世界から男女平等の精神のもと、各地域で女性の隊員を募っている。実は私も誘われているのだが、とてもじゃないけど肉体的にも知識的にもついて行かれないと自覚しているので、断り続けている。田舎のコミュニティなので人口も少ないから、もし順番で回ってきたらどうしよう、とひそかに心配している。私が下の写真の女性たちようにたくましく活動できるとは到底思えない・・・