2012年4月16日月曜日

寿司、そしてまた寿司・・・


日本食、特に寿司は世界的なブームで、どこの大都市に行ってもお目にかかれる。
昔、パリにいたころ、意味不明な寿司屋の話をしたが、 ここメルボルンでも意味不明な寿司ネタをよく目にする。

メルボルンの中心地、Cityにはテイクアウトの寿司屋が軒を連ねている。ほとんどが中国人経営者の店。
ここ、コリンズトリートのオフィスビルにある「Rush Suchi (超特急寿司)」というテイクアウトの店には、昼時に多くのビジネスマン・ウーマンたちが押しかけている。売っているのはにぎりより太巻きが多い。客はサンドイッチ感覚で太巻きを2-3本買って、手でつかんで食べながら歩いている人もいる。


カリフォルニア巻やサーモン巻などもあり私も時々食べるが、エビフライ巻とか牛肉カルビなど意味不明なネタはさすがに買って食べようとは思わない。
大食のオージーに合わせて、ボリュームとリッチさで勝負、というのだろうが、やっぱり寿司に肉類や揚げ物を入れるのは邪道というより、正直言って気持ち悪い。

それにしても、この世界的な寿司ブームは、日本人でなく中国人が普及してくれて知名度を上げている面も大きい。でも不思議なのは彼らは韓国料理店はほとんど出していない。海外では韓国料理は韓国人が、中華料理のほとんどは中国人、日本食は日本人、中国人、韓国人が競い合って作って売っている。ベトナムやタイ料理はよく中華料理店のメニューでもある。
そのうちに中国人はイタリアンとかケバブの店とかも始めるんじゃないなか・・・?
日本人も海外で日本独特の繊細な味の中華とか韓国のテイクアウトとかどんどん出せばいいのに・・・・なんて。