2012年8月26日日曜日

きつね~ その2


前にきつねの話をした。
もともとオーストラリアにはきつねはいなかったが、移民とともに英国人が持ち込んだ。しかし、きつねは子羊や子牛などをかみ殺して、農民に損害を及ぼすので厄介者として野犬と同様に嫌われている。
お隣のジョンさんも羊を飼っているので、きつねを見ると銃殺するそうだ。家畜は資産、資産を奪うものには容赦ない。

この間、運転していたら、突然、牧草地の有刺鉄線に変な物体がぶら下がっているのをみつけた。
よく見るときつね。
殺されたうえに、見せしめにされている。何ともあわれ。
それから数回この鉄線の前を通過したが、もう1か月近くはこの状態。今は毎日寒いのでご遺体はそれほど腐蝕せずきれいな毛皮も残っている。顔からは少し骨が見え始めているけど・・・

自然界は本当に厳しい。